商品需要量・流通貨幣量の均衡自体の乱高下
まず初めに、拙著を発端にした対話に川端教授が真摯に応じていただいていることに感謝の意を表したい。 (0)共通認識の確認 そもそも公共貨幣論は、現状の債務貨幣システムに対する否定的評価から出発している。その否定的側面のひとつが、川端教授の言葉を借りれば「景気循環のポジティブ・フィードバックによる暴 ...
流通貨幣量「自動調節」機能の弊害
拙著『お金は銀行が創っているの?』(※1)に対して、東北大学経済学部の川端教授から書評をいただいた(※2)。また、昨年12月に山口薫・山口陽恵『公共貨幣入門』(※3)に対しても、川端教授からすでに書評をいただいていたようである(※4)。公共貨幣フォーラムに関係する書籍をご覧いただき、書評までいただ ...